◇◆近距離恋愛◆◇

「まず普通最初に俺の存在に気づくだろ!ばかか…」



「んまあ、そうだよね…。納得。


じゃなくて何であんたが居るの?って聞いてんの!」



もう朝から心臓に悪いじゃない!


何気起きた時近かったし…!



せっかく昨日自分の気持ちをリセットしたのに



「朝からキレんなっつうの!ユミコさんに頼まれたの!

なかなか起きない猿が一匹居るから起こしてって」



隼人は部屋にあぐらをかいて座ると近くにあった写真に手を伸ばした



「猿って…。一言多いわ!!

てか、勝手にくつろぐな!物にさわるな!」



何も考えないようにいつものうるさい女を演じていてもふと隼人を愛しく思ってしまう



隼人はそんなあたしの視線には気づかずに何枚もの写真を眺めていた


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