◇◆近距離恋愛◆◇
そんなことを考えながらまた美海の姿を目でおってしまう
俺の視線に気づいたのか美海とパッと目が合ったこの瞬間、美海は思い出したように俺に駆け寄った
「そうだ!ちょっと、隼人!!」
な、なぜ怒っている!?
俺、今日何もしてなくね?
「んだよっ!」
わざと嫌そうな顔を作り、美海を見下ろす
美海はやっぱり怒った様子で俺を見ていた
「夢にまで出てこないでよね!!
しかも夢の中で大変なことしてくれたじゃないの!」
えぇぇぇぇぇぇえ?!
ゆ、夢っすか?
知らねーよ…
しかも大変なことってなんだよ
「んなの知らねっつうの!てか俺の夢見るとかおまえ、俺のこと好きなんじゃね?」