【短編】空っぽの心
「隆志がいてくれたおかげで今の私がいるんだよ?本当にありがとう。」

私は覚悟を決めて、隆志の目を真っ直ぐ正面から見つめた。 

「私は、これからも隆志と一緒に生きていきたい。隆志と一緒にたくさんのものを見て、考えていきたい。だから、付き合って下さい!!」

すると隆志は、穏やかな笑顔で私に話し始めた。

「俺はそんなにすごい人間じゃない。美姫が俺を必要としてくれてるように、俺にも美姫が必要なんだよ?だからこれからは、2人で支え合って生きていこう!!」

「それって、OKってこと?」

私がそう尋ねると、隆志は満面の笑みで頷いてくれた。
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