【短編】空っぽの心
そして次の日。

今日から隆志が来るんだよね・・・。
会ったらかなり気まずいなぁ。


・・――――・・・
キーンコーン・・―

『きりーつ、礼!!』

「「おはようございます」」

「おはよう。今日は転校生を紹介する。」

嫌な予感がした。

「初めまして!!篠崎隆志です!!1年の夏なんて微妙な時期なんですが、これからよろしくお願いします!!」

最悪だ。

私の予感は的中して、目の前に立っているのは隆志だった。

隆志は満面の笑みでこっちを見てる。

さらに隆志はこともあろうに私に話し掛けて来た。

「美姫〜!!同じクラスなんて偶然だなっ!!マジ嬉しいよ」

クラスの全員の視線が私を貫いた。
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