シルバーブレット
「ガキを連れてきて下さい。墓場までドライブしましょう。」
「さ…せるか…よ…」
肩で息をしふらつきながらも、烏田切を睨んだまま片膝をついて起き上がる。
「そんな体でよく言いますね。諦めも肝心ですよ。」
「諦め、られるかよ。こいつもてめーらも牢獄にぶちこむまではな。」
既に気を失っているのか、右横にいる蘇芽は微動だにしない。
口元が微かに動いているので息をしているのは辛うじて分かるが、撃たれているので早く処置をしないとまずい。
「(どうすりゃいい……、春貴が逃げ回ってもこの人数じゃすぐ追い付かれる。)」
一層不利になった状況に、煌は自分の考えの甘さを痛感する。
烏田切は、口調は多少荒いもののほぼ落ち着きを取り戻していた。
外国人達も煌が抵抗する事が分かったのか、角材を持ったまま身構えている。
「さ…せるか…よ…」
肩で息をしふらつきながらも、烏田切を睨んだまま片膝をついて起き上がる。
「そんな体でよく言いますね。諦めも肝心ですよ。」
「諦め、られるかよ。こいつもてめーらも牢獄にぶちこむまではな。」
既に気を失っているのか、右横にいる蘇芽は微動だにしない。
口元が微かに動いているので息をしているのは辛うじて分かるが、撃たれているので早く処置をしないとまずい。
「(どうすりゃいい……、春貴が逃げ回ってもこの人数じゃすぐ追い付かれる。)」
一層不利になった状況に、煌は自分の考えの甘さを痛感する。
烏田切は、口調は多少荒いもののほぼ落ち着きを取り戻していた。
外国人達も煌が抵抗する事が分かったのか、角材を持ったまま身構えている。