シルバーブレット
「その様子じゃ、なんで俺が銀龍って名乗ってたか知らねぇよな。」
「髪の一部を銀色に染め、それが龍の様に見えるから。そうじゃないのか?」
緒方が知っていた理由も、やはり隼弥達と同じだった。
「それは、表向きの話。銀龍はお袋が付けた名だ。」
「螢が?何故………」
煌の口から語られる言葉に、緒方は次々と疑問が湧く。
「俺の煌はきらめくとも読み、お袋の螢は淡い光を放つ昆虫の蛍の意味。名字の灰と合わせて灰色が輝いた色、つまり銀色。龍は……、言わなくても分かるよな?あんたの名前、龍臣からだ。」
銀龍にそんな意味があることも、螢が関わっていることも、緒方は考えもしなかった。
「まぁ、煌は、生まれた時の俺の顔がきらめいていたからで、銀龍はその後、あんたとの関係をどうするか考えていて思い付いたらしいけど。」
あんたのせいで、極道好きになっちまったらしい。
ほんとどうしょうもない母親だ。
などと、煌は呆れた口調だ。
「髪の一部を銀色に染め、それが龍の様に見えるから。そうじゃないのか?」
緒方が知っていた理由も、やはり隼弥達と同じだった。
「それは、表向きの話。銀龍はお袋が付けた名だ。」
「螢が?何故………」
煌の口から語られる言葉に、緒方は次々と疑問が湧く。
「俺の煌はきらめくとも読み、お袋の螢は淡い光を放つ昆虫の蛍の意味。名字の灰と合わせて灰色が輝いた色、つまり銀色。龍は……、言わなくても分かるよな?あんたの名前、龍臣からだ。」
銀龍にそんな意味があることも、螢が関わっていることも、緒方は考えもしなかった。
「まぁ、煌は、生まれた時の俺の顔がきらめいていたからで、銀龍はその後、あんたとの関係をどうするか考えていて思い付いたらしいけど。」
あんたのせいで、極道好きになっちまったらしい。
ほんとどうしょうもない母親だ。
などと、煌は呆れた口調だ。