シルバーブレット
「誰も居ねぇな。兄貴のとこにでも行ったか。」
煌と隼弥が病院から戻ってくると一課の人間は居なかった。
どうやら入れ違いになったようだ。
「帰ったばっかだけど、俺達も行くか。」
「何でお前が兄貴のとこに行くんだよ…必要ねぇだろ。とっとと鑑識に戻れ。」
通常鑑識は遺族には会わないし聞き込み捜査などもしない。
なので、行く気満々の隼弥を煌は制止する。
「怪我人に運転なんかさせられねぇよ。」
「このくらい平気だ。検査も異常無かったし、問題ねぇよ。」
「問題大有りだ!事故ったらどーすんだよ!?俺が運転するからな!」
隼弥は心配のあまりムキになって行ってしまう。
「おい、隼弥!……問題ねぇって言ってんのに……」
怪我は現役時代に比べれば大したことはないし、訓練で習った受け身もとっていたし、何より検査にも問題無かった。
なので、嬉しいけどいくらなんでも心配しすぎなんじゃないかと思う。
だが、言い出したら聞かなさそうだと諦めて、とりあえず志麻にどう言い訳しようか…と考えを巡らせる煌であった。
煌と隼弥が病院から戻ってくると一課の人間は居なかった。
どうやら入れ違いになったようだ。
「帰ったばっかだけど、俺達も行くか。」
「何でお前が兄貴のとこに行くんだよ…必要ねぇだろ。とっとと鑑識に戻れ。」
通常鑑識は遺族には会わないし聞き込み捜査などもしない。
なので、行く気満々の隼弥を煌は制止する。
「怪我人に運転なんかさせられねぇよ。」
「このくらい平気だ。検査も異常無かったし、問題ねぇよ。」
「問題大有りだ!事故ったらどーすんだよ!?俺が運転するからな!」
隼弥は心配のあまりムキになって行ってしまう。
「おい、隼弥!……問題ねぇって言ってんのに……」
怪我は現役時代に比べれば大したことはないし、訓練で習った受け身もとっていたし、何より検査にも問題無かった。
なので、嬉しいけどいくらなんでも心配しすぎなんじゃないかと思う。
だが、言い出したら聞かなさそうだと諦めて、とりあえず志麻にどう言い訳しようか…と考えを巡らせる煌であった。