シルバーブレット
「結灰!その様子なら大丈夫そうだな。…ってなんでここに隼弥がいる?ここは現場じゃないんだ、署に戻って仕事しろ!」


「(結灰と一緒にいたかったし)鑑識が現場以外にいても別に良いじゃないですか~」



「おい、なんか良からぬ心の声が聞こえた気がしたが?」




煌の状態に安心する一方、またしても勝手に動く隼弥に青筋を立てる勢いの志麻。



「先輩、そんな怒鳴ったら血管切れるっスよ。隼弥は……あ~そう、俺の下僕っスよ。」



「(下僕?!)」


「(下僕はねぇだろ、下僕は)」


「(嘘が適当過ぎっス、姐さん!)」


「(目が泳いでます…!)」



「………。結灰、嘘を付くならもう少し上手くやれ。」




取って付けたような言い訳は、瀬羅を驚かせ、秋・紅葉・梓凪には心の中で突っ込まれ、更には志麻に呆れられながらアドバイスされる始末。

隼弥にいっては驚きのあまり固まっている。
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