シルバーブレット
煌はそんな桐也の態度を気にすることもなく答えた。


「そういえば、喧嘩の時以外で一緒にいるところ見たことねぇかもな。」



「仲良しごっこしてんじゃねぇんだよ。あいつらに個人的な興味はねぇ。俺が興味があるのは最初からお前だけだ。」




「それは俺が銀龍だからだろ。そんなことより話は?」




「………。力が強くなるとか痩せれるとか、んな菓子があるんだとよ。怪しくね?」




「!菓子か…。確かに怪しいな。話の出所は分かんのか?」



強くなる、痩せる、菓子、で一つ思い当たる物が煌にはあった。



「出所もなにも、冬架と胡桃が言ってたんだよ。俺も勧められたけど、俺はんなもんに頼んなくても強ぇからな。」



「で、冬架と胡桃は今何処にいるんだ?」



「さぁ、知らねぇ。普段何処にいるかなんて聞いたこともねぇしな。」



「ならいい、こっちで探す。邪魔したな。」
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