シルバーブレット
「誰から勧められたとか分かった?」



「出所は冬架と胡桃だ。一緒にいなかったから、桐也に一応番号教えてきた。だから2人に会ったら連絡が…」



ピリリリリ――――……



話の途中、都合よく煌の携帯が鳴ったと思ったら、タイミングを合わせたかの様に着信は桐也からだった。




「あぁ…、あぁ……あぁ分かった。そっちへ行く。」



「なんだって?」



「今2人が桐也のとこにいるみたいなんで行って来るっス。」



「あぁ、頼む。こっちは五課と癒鼬組について更に詳しく洗ってみる。」



「了解っス。」


「じゃあ俺、車回してくるから。」


「ああ。」



「すっかり運転手が板についてますね。」


「板についてもらっちゃあ困るんだがなぁ…」


2人が出ていった後、瀬羅は2人の関係を微笑ましく思うが、志麻は悩みの種が変な方向に行っているので結局頭を抱えていた。
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