Hero
☆2nd love☆
図書室
休み時間、私は借りたかった本を借りる為に由香と一緒に図書室に向かった。
「にしても、本当1時間目は最悪だった・・・」
「どうせまたヒーローとか考えてたんでしょ」
「なっ・・・なんでわかったの!!?」
「ずっと一緒にいるもん。分かるよ~」
本を読みながら、おしゃべりをした。
「あっ!そういえば私大きめの参考書見たかったんだ!!」
「陽菜そんな真面目だったっけ?」
「失礼な!」
「アハハハ~。じゃあここいるね」
「OK~♪」
参考書・・・。どこだろ・・・。
うちの学校の図書室って、結構広いから迷うんだよね・・・。
あっ、あれだ!!
でも、いざ目の前に行くと・・・。
「たっ・・・高い・・・」
参考書は結構上の方にあって、脚立を使わないと全く手の届かない所にあった。
でも、私はチビ。
脚立を使ってもあと少しって所で手が届かない。
背伸びをして・・・。あと少し・・・。
「届いた!!」
と思った瞬間。
引き抜く時に勢いあまって後ろにバランスを崩してしまった。
「きゃっ!!」
やばい・・・。落ちる。