最強と恋愛。
なんだよそれ!!

少しムッとする。
他の女ならうざいほどに発展しようとするのに、

こいつは違う。


俺はある事を思いついた。

「今度の日曜一緒に出かけね?」

デートをしてみよう。

まぁ、

どうせ断られるだろうがな。


すると、強子は俺の顔を見てから少し驚き、そっぽ向いて、

「いいけど・・・どこ行くの?」

っと言った


ほら、いいけど・・・ってえ!?

「いいのか!?」


「誘って来たのはそっちでしょ!?」

また、俺の顔を見て少し小さく怒鳴った。


ごもっとも。

でも、意外だな。


「じゃあ、日曜の10時に○○公園で。
それじゃ、なっ!」


「わかった。それじゃあ。」


強子は小さく手を振った。


これも初めてのことだった。


いつも背を向けて、わかれるのに。

嬉しかった。



デートができるとこ手を振って貰えたこと。

その日俺はニヤケがとまらなかった。
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