最強と恋愛。
外は雲一つない快晴だった。


なんだか見ているだけで気分が晴れる。

不思議な気分。

あとで、屋上にでも寄ろう。あそこならとびきりいい景色が見えるはずだ。





そんなくだらないことを考えていた。

「あの!」

「最高先輩ですよね!?」

先輩って付けるって事は1年生か。
女の子が話しかけてきた。

彼女が言う『最高』って言うのは俺のあだ名である。

俺、最神の『最』と高宗の『高』を合わせて『最高』。

何故かそう呼ばれてる。

「そうだけど?」

「おひるないんですか?」

「まぁね。」

「ではこれを差し上げます!」

両手に持っていた菓子パンといちごオレを渡してきた。

「いいの!?あ、ありがとうな。」

笑顔で言うと少女は頬を赤らめ、

「!!///い、いえ・・・で、では!」

言い残して去ってしまった。優しい子だ


しかし、ありゃ恋してるな。

そう感じながら、

両手にパンといちごオレを持ったまま屋上に向かった。
< 3 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop