最強と恋愛。

第6話「格好。」

~高宗視線~

あいつが来たのはあれから十五分後のこと。

それまでずっとドキドキしていた。


なんだかわくわくが止まらなくなっていて、

おかしくなっていた。


なんで今更ドキドキやわくわくしているのだろうか。


デートなら他の女と死ぬほど体験したのに。






相手は最強だし、



「最神。」

声をかけらた。

主は・・・



最強こと最村。


服に視線を充てると唖然としてしまった。



灰色のパーカーに色褪せた黒いジーンズ。

真っ黒で少し長い髪は下され、顔はスッピン。


顔はともかく

服はダサい。



「どうしたの?」


その言葉で我に返った。



「なんだよ、その格好!」

気づいたら立って怒鳴っていた。
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