最強と恋愛。
~強子視線~


昼休みに先輩に呼ばれた。



正直面倒だ。




すると、ご本人が来た。


「ごめんねー遅くなって・・・」



頭を掻きながらそう言った。



情けない面だ。こんな人が主将なんて呆れる。



「コレ、先輩ですか?」



制服のポケットから出てきたのは一通の手紙。朝、あたしの靴箱に入っていたものだ。




中身は世に言うラブレターだった。





柔道の主将がラブレターなんて笑える話だ。
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