最強と恋愛。
「なんだよ。俺関係ないじゃん。」

「何言ってんだすげー関係あるぜ。」

わけわかんねぇ。

関係あんのか?


「最神君だよね?教えておきたい事があって・・・」

は?教えておきたい事?


と言うか、


「お前誰?」


思っていた事がつい声が出てしまった。


少女が驚いた顔で俺を見てから

「私は藤野紗莉。国際科一年です。急にごめんなさい。きょーちゃんが屋上で最神君を待ってるの。今すぐ行ってあげて欲しいの。」


はぁ?


きょーちゃんって誰だよ。


「きょーちゃん?」

首を傾げていると

「最村の事だよ。」

あぁ。


ってなんで!?

「おら、さっさといけよ。カノジョが待ってんぞ。」



イラッ


言い方がうぜぇ。



「わかったよ。じゃあな。」


そうして教室を出た。
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