最強と恋愛。
あたしはこの学校の柔道部に所属している。


高校に入ってからやたら告白されることが多くなった。


腹が立つ。

「どうかな?俺と付き合わないか?俺なら選手としてもお前を支えられる。」


支えられる・・・かぁ。


軽く言うな・・・



ビリビリッ




屋上内で妙な音を立てた。




あたしは握っていた手紙を破り捨て、真っ青な青空に投げ飛ばした。



紙は紙吹雪となり宙を舞った。



「なっ!!?な、何をする!?」




「生憎ですがあたし、先輩のことそのような目で見たことありませんし、第一先輩に支えられるほど、弱くありませんから。」


そう言ってから、


「では失礼します。」


一礼してからその場を去ろうとしたが、




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