最強と恋愛。
第六章「伝えたい気持ち。」

第12話「本音。」

~高宗視線~

結局教室に戻り席につくが


あれ?強子がいない。


なんで?俺よりも先に出たのに。



「あれ?最高!最強のとこ行かなくていいのか?」

は?
いきなりクラスメイトに言われた。
しかし、言葉の意味が全く分からない。


「なんのこと?」



「知らねぇの?さっき教室のドアの前で倒れたんだよ。その後祥人が連れていったけど」


は!?



倒れた!?連れていった!?祥人が!?


ガタッ

「わりぃ。先生に調子悪いから保健室に行ったって言っといて。」


「は!?お前サボリかよ!?」

何言ってんだよ。

「授業より最強を優先するんだよ!」


教室の床を思っきり踏みつけ走って保健室に向かった。


ただ彼女の事を考えながら。
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