最強と恋愛。
「なんで?おれ、泣き顔も見たいんだけど。」


「いや、きっと醜い顔だから」


あぁ。なるほどな。




「そんなことねぇーよ。ほら。」


体勢を整え強子の顔を素手で無理やりあげた。


強子はすごい泣いていて正直驚いたけど、


「見ないでよ。」

その言葉が可愛かった。

「ダメ。結構最高な眼福になるから。」


どんどん顔が真っ赤になっていく。


やっぱり可愛い。俺デレデレすぎるなー


「なんだよ。もう、いいだろ。恥ずかしいんだけど!」

へぇ、意外だな。恥ずかしいね

ならもっと

「恥ずかしいことしてやるよ。」

強子は驚いたような顔をしたまま



互いの唇を深く重ねた。


付き合って早1ヶ月。


熱い互いを求め合う行為。


「!!」


唇を離すと更に真っ赤になっていた。


「なっ・・・何するのよ!!」


ドンッ


と体を思っきり押され強子は起こって俺に背を向けたままベットに潜ってしまった。

さっきは自分からやったくせに。


勝手なやつだ。でも、そこを含めて

「好きだよ。強子。」

さらに気に触りそうなことを言ってみる。


怒らせたかなー?でも、いいか。


「最強の最高に可愛いところたくさん見れたし♡」



「・・・バッカじゃないの。そんな事言ったってなんの得にもならないんだからね。」




そんな貴重な5時間目の授業が終わった。
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