二番目の女。
「それから少しして、一人でゲーセンの前を通ってる胡桃を見た時内心嬉しくて」
『…』
「12月入って肌寒くなってきた時にマフラー巻いて白い息はいて、天使に見えた」
『え、』
そんな風に、見えてたのだろうか
「それから少しして声かけようと思った。でも一ヶ月以上かけられなくて。周りの奴らに後押しされてゲーセンの外出たんだ。そしたらお前、彼氏と別れたはずなのにすごく幸せそうだったから」
『――ッ』
それは、
確か
―――修平さんと関係が始まったくらいだ
「声、かけられなくって、でも、お前がゲーセンの前通るたびに目で追ってた」
『…、』
「それからまたお前に元気がなくなってきてて、悲しそうに歩いてて、弱みに付け込もうとしたんだ」
『、』
最低だよな、なんて遊ばせた髪をワシャワシャと掻く彼に何も言えず下を向いた
「もう俺は無理だと思った。だから一回ヤって全部忘れちゃおうと思って」
『…』
「だからラブホの前に男が来た時、すごく驚いた顔したお前がいて、そのまま連れていかれてたから、仲直りかなんかしたのかなー、なんて思ってたんだよね」
『ああ…』
そうゆうことか