二番目の女。



モヤモヤとしたまま、颯太の元へ戻った




「…うん」


着替えた私を見て、少し苦しそうに笑った颯太を見て、"もしかして過去に何かあったんじゃないのかな"なんて疑問が生まれた




いや、少なからずそうであって欲しい、という自分がいる。


そうすれば、颯太の傍にいる理由ができるから





「明日も仕事だから。ゴメン…寝る」



うん、と私が頷いたのと確認した後颯太は布団に入った




――ぎゅ


『ッ』


優しく手を握ってくれる颯太に安心して、にぎり返した







…眠くなってきちゃった





私も目を閉じた
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