二番目の女。
平凡な日々
――次の日、早めのお昼ご飯を二人で食べて武は仕事に向かった
1人でいても暇で暇で仕方ないので家事をする事に決めた
武の部屋は比較的に綺麗
だからそんなに掃除もすることもなく、洗濯でもやろうと思い洗濯機に向かい自分の下着も武の洋服も全部突っ込んだ
夜に帰ってくるならご飯作っておこうかな?
冷蔵庫をチラリ、とのぞく
昨日たくさん買っておいたのか食材が詰め込まれていた
久しぶりに携帯の電源を入れる
…といっても昨日ぶりだけど
『――!』
―不在着信152件―
ゾク、とした
―新着メール49件―
ハァ、と溜息をはいた
ピ、ピ、となれた手つきで武の番号を着信拒否にした
もう少ししたら番号も変えて、携帯も変えて、1からやり直そう
武のアドレスを引っ張り出してメールをおくった
"今日の夜ごはん何食べたい?"
こんな感じでいいかな
――ピ、とメールが送信されました画面を見て、返事が来た時に困るので電源を切らずにそのままにしておいた
でもやっぱり、その新着メールの存在が気になって
ピ、と最初のメールを開いた
[連絡をくれ]
[お前胡桃を監禁してんのか!?返せ!]
[俺の胡桃を返してくれ]
[胡桃…好きだよ?]
[修平って男と会ってんのか!?この尻軽女!]
[なあ、電源切ってんのか?会いてぇよ]
[好き好き好き好き好き好き好き]
[俺らの出会いのゲーセン行ってきたけど閉店してた…会いたい]
[殴ってゴメンな?大好きだから、失うのが怖くて]
他のメールは見る気が失せて全部削除した