二番目の女。




夕方6時


冷蔵庫から食材をとりだしてトントンと包丁を使い野菜を切った




私もカレーなんて久しぶりだ





二人で食べるから、きっと楽しいし美味しいよね



武の事を思うと、自然と笑顔になった





こう―――、

颯太の時みたいにハラハラしながら一緒にいるんじゃなくて…

修平さんの時みたいにドロドロとした感情を抱えながらじゃなくて…







『…』




って、私は何を考えてるんだろう




他人は他人だって分かってるのに、武に特別な感情を抱き始めてる事に少し気付いた
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