二番目の女。
「――ただいま」
10時40分、仕事を終えた武が帰ってきた
『お帰り』
武の手元にはショップ袋
その私の目線に気付いたのか
「ここで働いてるんだよね」
と言ってショップ袋のロゴを見せてきた
『そうなの!知ってる所だ~』
有名なお店だったからビックリした
武は本当にお洒落だなあ、と感心する
そのあと他愛もない話をしてカレーをつつき、順番にお風呂に入った
カレーなんてルーを入れるだけなのに、武は何度も美味しいと言ってくれた
でも、二人で食べるとすごく美味しく感じるし、すごく幸せな気持ちになれた