二番目の女。
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あの日を思い出しながら、修平さんのベットで転がった。
あの日から2か月程経っている
彩海は最近浮気相手と会っていないらしく、もう終わったのかな?と思うけど、まだ分かんない
次の人を見つけるのも、時間の問題
さっき会った、見知らぬ人の言葉を思い出しつつ、
『あ、鍵しめるの忘れてたっ』
鍵を閉めてからまたベットに戻る
一言でいうと、修平さんは私にどうしてほしいのだろう
彩海が"好き"だ
その言葉は、行為が終わり意識が朦朧する中だったり、メールだったりが多い
口では中々出さない
行為の前に言えば私の気が変わる、と思って言わないのだろうか?
…分からない
この関係には終止符がある…はず
彩海との交際が終わった時
彼の気分
彼が彩海しか抱けないと思った時
彼が飽きたと思った時
彼が次にいいオモチャを見つけた時
終止符が来る時はいつでもある
いきなり今日言われるかもしれないし、明日かもしれない。
私から"終わりにしよう"言える自信がないなあ…
揺れる思いを抑えつつ、私は眠りについた。