二番目の女。

「んで、じゃあどうして」


『…、』



修平さんと彩海がいるから、なんて言えないな



「んー、まあ何か気の迷いがあったんだよね」


しょうがない、と見知らぬ彼はうなずく



『…すいません』



「別にいいよ」


そう笑う彼だけど、私に言いたい事がきっとあるだろう




私は、彼との再会は2週間ぶりだけど、結局携帯に連絡していない。


というより、思い出した時には既に遅く、洗濯されてしまってボロボロになった紙




「んー、家帰る?」


ちらり、私を見た彼


『は、はい…』


家には帰れないけどなあ…


修平さんの家行くしかないか
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