二番目の女。
何度もなり続けるチャイムにイライラして


『―はい?』

ドアを開けたとき、後悔した



「…え?」

目をパチパチとさせて私を見る見知らぬ人


「『どちらさま?』」


『…』

声が、はもった



「ここ、修平の家だよね?」

『…はい』


「君は修平の、何?」


何?と言われても…


私が困ってるとその人はなんとなく納得したような顔をして


「俺、修平の友達」


『…はぁ』


「とりあえず中で話そ」


『はい』



そう言って見知らぬ人を修平さんの家の中に入れ、私も家の中に入った。
< 6 / 179 >

この作品をシェア

pagetop