二番目の女。
『えっと』


――彩海は私の姉です

そう言おうとしたときには


「彩海って呼ぶって事は彩海ちゃんと親しいって事?
友達とか?」

彼の言葉によってさえぎられる


"軽蔑の目"そんな感じ



『いや、だから』


「…なに?」


『彩海は私の姉ですって』



そう言った私に



「…え?嘘だろ?」


そう言って私を上から下まで見た




『いやー、本当ですけど』


「にてねえ…」


『…』

すいませんね。

彩海みたいに綺麗じゃなくて


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