スレイブプリンセス



ーーーそして、今私はその食堂のドアの前に立っている。

できれば、この場から今すぐにでも去りたかった。

それを出来るはずもなく溜め息をはく。

あれほど会いたくなかったのにこうも簡単に会ってしまうとは考えてもいなかった。

きっとあの兵士さんもそうだろう。

なんとかやり過ごさなきゃ…。

< 110 / 134 >

この作品をシェア

pagetop