スレイブプリンセス

数分後、牢屋に明かりが灯された。

かつかつと足音をたてながら兵士がくる。

「働く時間だ。早くここから出ろ。」

私たちが奴隷のせいか冷たい言葉で言う。

牢屋にいた女性たちは立ち上がり、次々と牢屋から出た。

驚くことに小さい子供も何人かいた。

そして、私も牢屋から出た。

灯りでわかったが、私は今白い薄汚く、所々破れた服を着ていた。

ここにつくまでこんな格好だったのか気になるが、思い出せない。

前にいる女性たちが階段を上る。




< 36 / 134 >

この作品をシェア

pagetop