スレイブプリンセス


***

洗濯干し場。

「ここね。さぁ、干しましょう。」

洗濯物が入った籠を地面に下ろす。

子どもたちは濡れた洗濯物を一枚手に取り、背伸びして干していく。

私も洗濯物を一枚取り、干していく。

「洗濯物はあなたたちがいつもやっているの…?」

私の問いにリズムが答えてくれた。

「うん!いつも私たち三人でやってるよ!」

その言葉には私は驚いた。
小さな子供がこんな大量な洗濯物を干すなんて思ってもいなかったから。

「みんなはまだ背は小さいけど、とどくの?」

「とどかないことが多いよ!いつもはね、肩車とかして干してるけど、今日はサンお姉ちゃんがいるから助かるよ!ありがとう」

私はその言葉に頷いた。

「さぁ!全部干しちゃおっか!」

「うん!」

リズムの大きな声につられて、マリンとマリルナは頷いた。



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