スレイブプリンセス

そして、涙を流しながらいつの間にか眠っていた。





次、起きたとき、周りは夕日の光が照らされていた。

「ん…。眠っていたのね。サイエたちはどうなったんだろう…。」

サイエたちが気になる。
まだ働かせられてるのかな。

少しでいいから覗いてみようかな。

大丈夫よね、逃げるわけではないわ。

そう思い、私は音をたてないように部屋のドアをゆっくりと開ける。

ラッキーなことに廊下には誰もいなかった。

足音をたてないように廊下を走り、なんとか外へ出た。

外には何台か馬車があった。
それに近づくと、奴隷だった女性たちがいた。


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