スレイブプリンセス
触っていいのは
走ってすぐに自分がいた部屋へ戻るサン。
ドアを開けると、予想もしなかった光景が視界に入った。
「急いでどうした?俺に会いたかったのか?」
ソファーでくつろいでいた彼、ラスフォールはニヤリと笑う。
「なんで…ここにいるんですか…?」
「未来の旦那が妻の部屋にいて悪いか?」
「いえ……。すいません…。」
すると、ラスフォールはソファーの方へ私を手招きする。
「まぁ、いい。こちらへ来い。」
私はゆっくりとソファーに近づき、ラスフォールから離れるようソファーの端へと座った。
「なぜ、側にこない…。」
「充分お側にいます…。」
すると彼はムッとし、私の腰を掴みラスフォールの側へと引き寄せた。
「きゃぁ…!」
「可愛らしい悲鳴が出るじゃないか。」
私の腰を抱き寄せるラスフォールに抵抗する。
「は、離して下さいっ…。」
「嫌だ。なぜそんなに拒む?」