愛の音。~キミと奏でたlove song~





 そこに近づく4つの影。

 そして、4人のうちの1人の女が


 「すっみませーん、通行の

  邪魔なんですけどー?」


 2人は4人の方へ振り向いた。

 
 男はウザそうに
 


 「あん?なんだおめー?

  今取り込み中!

  ほら、どっかいった!」



 「だーかーらー!通りたいって

  言ってんの分かんない?」



 「うるせぇっつってんだよっ!!!

  いい加減にしろよガキが…って、

  え…?」


 ──ドカッ!!!


 「…邪魔だし、うるせえのは、

  そっちなんだけど…。」



 4人のうちの1人の男が

 その男を蹴り飛ばした。


 「バッカだねー、コイツ。

  ここ、オレらの通学路なのに。」



 蹴り飛ばした男の後ろから

 顔を出した男が言う。



 「さっすがれーちゃんと

  流ちゃんだね!」


 小さい女の子が言う。



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