危険なキス
 
大嫌いなキス。

いつもされては、唇をこすってたキス。


だけどいつしか、こすることもなくなり
受け入れてしまっていたキス。


辛いとき
逃げたいとき

いつもそのキスで気が紛れてた。


「ちがう……そんなんじゃないっ……」


認めたくない。

今あるこの気持ちを……。



「……せん……せいっ……」




あたしの心の90%は

もうすでに湯浅先生だ。

 
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