危険なキス
 
「はぁっ…はぁっ……」


走っている間にも、次々と流れ落ちる涙。

拭いきれず、溢れてくる。

でも……


溢れてくるのは涙なんかじゃない。



想い……。



完全に先生たちの姿が見えなくなったとき
あたしはその場にしゃがみ込んだ。



どうしよう…。

認めたくないよ。



だけどもう押し込めきれない。



あたしは……





先生のことが好きだ。

 
< 251 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop