危険なキス
「何、キスだけで腰くだけてんの?」
「だ、って……きゃっ…」
くるりと体が反転したかと思うと、部屋の真ん中に置いてあった机の上に座らされた。
「せんせっ……待って」
「無理」
あたしの言葉なんかお構いなしで、再び口づけてくる。
その間にも、ワイシャツのボタンが次々と外されていた。
「やっぱ消えちまってるよな」
「え?」
はだけた首元を見て、先生がつぶやく。
そしてそこに吸い付いた。
「ぁっ……」
チクンと痛みを感じたとき、先生が言った言葉の意味が分かった。
またそこに、先生の印をつけられる。
「これでまた、俺のモノ」
そう言って、ニヤリと笑った。