危険なキス
「………もーーーっ!!
ヘンタイっ!セクハラ教師っ!!」
あたしの怒鳴り声に、先生は「ハイハイ」とだけ言い残して、姿を消した。
先生の気配がなくなって、その場でぺたんと座り込んでしまう。
「あたしって……やっぱりバカかも……」
グスッ…と鼻をすする。
涙までも出てきた。
あたしはやっぱり、間違った人を好きになってしまったのかもしれない。
だけど……
「はぁ……」
先生に触れられた場所が
今も熱を帯びているかのように熱い。