危険なキス
 
「さんきゅ!」


授業チャイムが鳴るギリギリ前に、なんとか移し終わった楠木がノートを返してきた。


「まったく……。宿題やってこなくても、当てられたらその場で答えられるくらいしなよ」
「いやいや、学年トップ10入りのやつと一緒にすんなよ!」


楠木はぶんぶんと首を横に振った。
 
< 3 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop