危険なキス
 
「先生が好きっ……大好きっ……」


だから…
勝手に自分で解決しないで。

自分だけが悪いと思わないで……。


だってあの写真を撮られたこと
本当は心のどこかで、嬉しがっている自分もいるんだよ。


先生はあたしのものだ、って
全校生徒に言えたような気がしたから……。



「おね…がっ……。
 せん…せぇっ……」

「……っ紫乃…」

「!?」



途端に、あたしの体は引き寄せられた。


先生の胸の中へ……。

 
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