危険なキス
「せ…んせっ……勉強は…?」
キスはどんどんエスカレートし、気が付けば先生の手はあたしの服の中に潜り込んでいる。
あたしの体も、押し倒される寸前だ。
「休憩。
脳も休ませないと、無駄にぶっ続けは意味ねーから」
「そっ、だけど……」
土日の勉強は、いつもこうやって中断される。
だけどいつもこうなるのは、あたしの頭がパンクしそうになるとき。
分かっててしてるんだか、それとも偶然なのか……
先生に教えられる土日の勉強は、予備校よりもずっと効率的だった。