危険なキス

「お前、他大受けんだろ?」
「……はい」


あたしの高校は、大学までのエスカレーターがある。
だから大半の生徒は、付属の大学へ進学するので、受験する人は少ない。

だけどあたしは、よりいい大学に…ということで、受験に向かって勉強に専念しないといけない。

それなのに……





「忘れさせてやろうか?」





先生は、あたしの顎をとらえると、自分の顔のほうへ向けた。
 
< 84 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop