危険なキス
 
返事を聞いて納得したお母さんは再び1階へ降り、パタパタとキッチンからリビングをうろつく音が聞こえる。

あたしはその音を聞きながら、そっと体を起こした。


「いたた……」


起き上がった瞬間、下半身に起きる激痛。

その痛みが、さっきあったことが現実なんだと物語った。
 



(忘れられただろ、最中は)
(……)


事が終わって、あたしはベッドの上に倒れこんでいた。
体が痛いし、変な感じがして動けない。

先生は座ったままの状態で、寝転ぶあたしを面白そうに見下ろしていた。
 
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