闇に咲き誇る桜
「「「夜桜様!!」」」
そう叫びながら、3人の忍びが下りてきた。
夜「見たまんまだ。今日でお前らの頭は終わりだ。
それから俺を追うことも許さねぇ。
これは、最後の命令だ。」
俺はこいつらに言い聞かせるようにゆっくりと話した。
皐「しかし!!」
菜「そうです!! このような命令従いかねます。」
葉「私たちを置いていくのですか?!((泣」
夜「・・・・。」
ああ。 かわいい。
そういえば、こいつらとは行き倒れているのを助けたことから始まったな・・・。
師匠に助けられたことをおもいだしたんだっけ・・・。
自分たちで生きていけるように、忍びの技を教えたのもその影響かな。
だがせっかく助けた命だ。
こんなことで、命を危険にさらすわけにはいかない。
さみしくなるが、心を鬼にしなきゃな。
夜「・・・。 そうだ。
お前らの主は姫だ。 そのことを忘れるな。」
そう言い置き、1年いたここを離れ、京の町へ姿を消した。
*