闇に咲き誇る桜






夜「お取込み中失礼します。



女性相手にこれは少々やりすぎではありませんか?


お店にもご迷惑ですし、この方も反省しています。

この辺りで許してやってはいただけませんか?」



浪「うるせぇ!!  ガキは引っ込んでろ!!」



そういいながら、浪士は刀を振り上げておろしてくる。




はぁ・・・。

全く血の気の多い奴だ・・・。



夜「けがをされても知りませんよ?」



ため息をつきながらそう忠告し、振り下ろされた刀身を避けて柄と一緒に手をつかみ、そのまま背負い投げた。





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