闇に咲き誇る桜





ドッシャーン!


浪「っ?! がはっ!!」



夜「まだやりますか? お相手いたしますよ?」



浪「くそっ!! 覚えていろっ!」



そういうが早いか、走って逃げて行った。



娘「お侍さま、ほんまおおきに。

何やお礼をさせておくれやす。」



夜「いえ。 当然の事をしたまで。

こちらこそ、かわいらしい方をお助けできて光栄です。

お怪我はありませんか?((ニコッ」



娘「っ///!! はっはい///!!

大丈夫どすぅ。

あのっ!うちは鈴と申します。

よろしければ、お名前を教えていただけまへんか?!」



?・・・なんで顔が赤いんだろう・・・。  風邪かな・・・?



(もともと中性的な顔の美女だった夜桜が,男装しているからすごくイケメンなのに、本人は鈍感無自覚天然たらしだから気づいていないんです!! By 作者)




夜「私は美咲夜桜と申します。それではこれで。」



自分の容姿にはとことん無自覚な夜桜は、なぜ娘の顔が赤いのかわからないまま店を出た。





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