闇に咲き誇る桜
部屋に入った途端少しふらっときたが、何とか気力で踏みとどまって奥まで行き、壁にもたれた。
けど立っていられず、そのまま座り込んでしまった。
しばらくすると息が苦しくなり、咳がこみ上げてくる。
ひゅっごほっごほごほっごほごほごほごほっ!!
ひゅーぜーひゅーぜーごほっ!
はぁ・・・・やな咳だなぁ・・・。
そういえば、この部屋の隣って沖田と土方だったっけ?
ごほっごほっばれたら面倒だな。
口元に手拭いを押し当て音を消しながら部屋を出た俺は、頼りない体を支えながら、1人になれる場所を探し歩いた。
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