shampooに包まれて‥‥‥



そのままシャンプーをしていると
由梨は頭に違和感を感じた。

暖かい何かが由梨の手に触れて
振り返ろうとした瞬間
今度は全身が温かい物に包まれた。

「ギャーーーーーーー」

「由梨、俺だ!」

声の主は
由梨を強く抱き締めた。

「ゆ、ゆう…ま?」

と落ち着きを取り戻した由梨の耳元で
「悪い、遅くなった」
と悠真は甘く低く囁く。

そして耳にキスを落とす。

「…………苦っ」

どうやらシャンプーが口に付いたようだ。
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