shampooに包まれて‥‥‥



―――次の朝

「ねぇ、昨日のこと本音?」
由梨は尋ねた。
「ああ」と答える悠真に

「じゃあどうしていつもすぐ目をそらすの?」
と尋ね返す。

悠真は顔を赤くして

「お前見てるとさ………すぐにでも抱き締めて離したくなくなんだよ。言っとくけど俺、ヤバいほどお前にやられてるよ…………由梨。」

「嫌われてると思ってた。寂しかった。」

「なら会社でもヤるか?」

「それはやだよ!!」

即答する由梨。

「じゃあ今からもう一回ヤろ?俺、由梨不足だ。」

妖艶な笑みを浮かべた悠真は再び同じシャンプーの香りが微かにする由梨を押し倒した。

―fin―
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