太陽と月






あれから何日も経った


会社では必然的に顔を合わせるけど、話す内容は業務的な事ばかりで

以前の様に冗談を言ったり、一緒に何かをする事はなくなった



避けられている



そんな事、どんなにバカな私でも分かる


いつも私の目を見て、にっこり笑っていた大きな瞳は、私を映す事はない

太陽みたいだと思った笑顔も

今では、偽りの笑顔に見える



それでも



バカな私は、それでもどんどん恋に落ちていく

諦めようと

忘れようとすればする程、楽しかった日々が甦る



止められないくらい、好きが大きくなっていく


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