太陽と月
◇
あれから何日も経った
会社では必然的に顔を合わせるけど、話す内容は業務的な事ばかりで
以前の様に冗談を言ったり、一緒に何かをする事はなくなった
避けられている
そんな事、どんなにバカな私でも分かる
いつも私の目を見て、にっこり笑っていた大きな瞳は、私を映す事はない
太陽みたいだと思った笑顔も
今では、偽りの笑顔に見える
それでも
バカな私は、それでもどんどん恋に落ちていく
諦めようと
忘れようとすればする程、楽しかった日々が甦る
止められないくらい、好きが大きくなっていく